有名なアマチュア大会であり、RIZINで活躍するスター選手も輩出したアウトサイダー。
そのスローガンは、「不良達ヨ、覚醒セヨ」。
旗揚げ後しばらくは話題になっていましたが、最近は耳にすることが減りました。
アウトサイダーは今も開催されているのでしょうか?
地下格闘技、ブレイキングダウンといった他の試合との違いも気になります。
アウトサイダーの主催者や今後についても調べてみたので、ぜひ記事を読んでみてください!
アウトサイダーの主催者は誰?
2008年より開催されているTHE OUTSIDER(アウトサイダー)。
その主催者は、元プロレスラーの前田日明さんです。
前田さんのプロフィールはこちらです。
名前 | 前田 日明(まえだあきら)1983年帰化 |
生年月日 | 1959年1月24日 |
出身 | 大阪府大阪市大正区 |
デビュー戦 | 1978年8月25日 VS山本小鉄 (新日本プロレス) |
経歴 | 新日本プロレス→第一次UWF→新日本プロレス(業務提携)→第二次UWF→リングス→ビッグマウス・ラウド(スーパーバイザー)→HERO‘S(スーパーバイザー)→THE OUTSIDER(総合プロデュース) |
趣味 | 日本刀の収集(50振以上保有) サバゲー |
You Tube | 前田日明チャンネル |
https://twitter.com/akiramaedaworld?s=21&t=o4B-tXNBTzqixLU1nvWarg | |
https://www.instagram.com/akiramaeda_official/ |
少年時代は喧嘩に明けてくれており、プロレスラーとなった後(90〜00年代)も言動や行動が問題となりニュースを賑わせることもありました。
近年はTHE OUTSIDERの主催をしています。
前田さんいわく、THE OUTSIDERは「明日のジョー」を探すために立ち上げたイベント。
確かに漫画のジョーも、ケンカ屋でドヤ街に出入りして少年院入り……といった背景を持っていましたね。
最近はYouTubeの個人チャンネルの更新も積極的にしています。
今もやってるのか?開催日、開催場所など
直近のアウトサイダーは、2022年5月22日に第55戦が宗像ユリックス(福岡県宗像市)で開催されました。
前田さんのYouTubeで全試合見ることができますよ。
以前は年間5試合ほど行われていましたが、近年はすっかりペースを落としています。
その原因はこちらです。
- メイン会場のディファ有明の閉鎖
- 東京オリンピックの開催調整で会場不足
- 新型コロナウイルスの感染拡大による興行中止
第56戦の開催情報はまだありませんでした。(2022年11月現在)
SNSやオフィシャルYouTubeの更新は止まっていますが、前田さん個人のSNSは更新が続いています。
56回大会の開催が決まったらSNSでアナウンスがあるはずです!
チェックしておきましょう!
アウトサイダーは格闘技?プロやアマという概念は存在するのか
公式チャンネルによると、アウトサイダーはアマチュア総合格闘技大会とあります。
最初はアマチュア大会でしたが、実力選手とはプロ契約を結ぶ形に移行しました。
アマチュアとプロの試合が一緒に行われる「セミプロ」の大会となっています。
なお、フェアプレーを大切にしており、しっかりとしたルールがあります。
- 3分2ラウンド
- 総合格闘技ルールにのっとる
- 後頭部からマットに叩きつける行為の禁止
レフェリーストップもプロより早いタイミングで入るのも特徴です。
地下格とアウトサイダーの違い
地下格とアウトサイダーの違いを見てみましょう。
地下格
「地下格=地下格闘技」です。
ケンカ大会の色が強く、ファイトマネーがないことがほとんど。
「地元VS地元」「チームVSチーム」と、内輪のイベントとなっているものも多いです。
街の不良が戦うというイメージですが、中にはクラブハウスが主催することもあります。
アウトサイダー
アウトサイダーは「日陰の存在だった不良少年に活躍の機会を与える」と言う目的の正式な興行です。
努力した先にプロの世界もあるという、次のステップを見える大会と言えます。
2009年には映画「クローズZERO」 とコラボし、両国国技館で試合を開催しています。
2018年には「非行少年の立ち直り、青少年健全育成に貢献」として法務省の協賛を受けるまで成長しました。
ブレイキングダウンはアウトサイダーの真似?関連性について
最近話題に上がるブレイキングダウンですが、「アウトサイダーと何が違うの?」と言った声も聞きます。
「なんだか似ているな」と思う人も多いはず。
ブレイキングダウンとアウトサイダー、二つの違いと関連性について見てみましょう!
ブレイキングダウンのアドバイザー朝倉兄弟
ブレイキングダウンは、総合格闘家「朝倉未来・朝倉海」がスペシャルアドバイザーとして監修しています。
海氏は2014年〜2017年(55ー60kg級)まで、未来氏は2015年〜2016年(60-65kg級)(65-70kg級)までアウトサイダーで王者として君臨。
まさにアウトサイダーがきっかけでプロ格闘家へと覚醒した人たちです!
その後、2021年2月BREAKING DOWN(ブレイキングダウン)を 立ち上げています。
アウトサイダー対抗戦
ブレイキングダウン6では、アウトサイダーで活躍した選手が「アウトサイダー対抗戦」と称して、人気選手と試合を繰り広げました。
対抗戦参加者(啓之輔、黒石高大、高垣勇二、萩原裕介、樋口武大)はレジェンド級です!
対抗戦については、アウトサイダーの主催者の前田さんも触れています。
なんと最初はTHE OUTSIDER陣営に連絡がないまま話が進んでいたとのこと。
THE OUTSIDERの名前やロゴを使いながら、一切の連絡がなかったことに視聴者も驚いています。
その後、運営側が協議を重ねて開催にいたったようですが、前田さんとしては複雑な心境のようです。
アウトサイダーとブレイキングダウンの違い
アウトサイダーとブレイキングダウンでは、目的が全く違いました。
アウトサイダー
不良や反社出身の人たちが努力を経験し、プロを目指したり社会復帰するというのがコンセプトです。
出場者の更生が目的で、格闘家としての成功がゴールの一つにあります。
ブレイキングダウン
ブレイキングダウンは、プロや更生は目標ではありません。
「名前を売る」ことが目的の人も多く、格闘経験がないまま試合をする人も。
配信コンテンツの仕組みが整えられており、見る側を楽しませる仕掛けが作られています。
オーディションでの激しい口論や振る舞いも配信しています。
ブレイキングダウンはエンタメとしての成功が目的と言えるでしょう。
まとめ
アウトサイダーの最近の状況や、話題のブレイキングダウンとの違いを見てみました。
- アウトサイダー主催者は、元プロレスラーの前田日明(まえだあきら)さん
- 会場不足や新型コロナウイルスの影響で開催ペースは落ちている
- 地下格は不良のケンカ大会、アウトサイダーはアマチュア総合格闘技大会
- アウトサイダーは更生、ブレイキングダウンはエンターテイメント性が目的
アウトサイダーは、やむを得ない事情で開催ペースが落ちていることがわかりました。
最新の開催情報はまだないものの、終了したわけではなさそうです。
前田さんのYouTubeで今後の動きもチェックしていきましょう!